スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2年ぶりに我が家へ

この間の日曜日、大阪の両親と妹、姪が京都の我が家へやってきました。


もちろん、夫と私で送り迎えはしましたが・・・。


こんな日が来るとはと感無量でした。


昨年の今頃も母は調子が悪く、毎日のように電話で辛さを訴えてきていました。


当時は私があまりにもいろいろな役を引き受けすぎており、仕事とその役にかかわる用事で飛び回っている頃でした。


電話が入るときは、母の精神状態が非常に悪い時でしたので、「後でね」と言える状況でなく、会議中でもお願いして電話に出してもらっていました。もちろん母には○曜日の○時から○時は仕事、この日はPTAの会議、この日は町内会と事前に言ってありますが、その時はもうそんなことは頭に入らなかったようで・・・。


以前は私の仕事やその他の役員活動を応援してくれていた母が・・・と少なからずショックでした。


正直、日に何度も電話があるときは、怒りを覚えるときすらありました。


その後フェルガード100を始め、体を温めるホットパックを使い、状況は良くなっていきました。


一時はトイレの便座から立ち上がることすらできないほど身体全体がこわばっていたのが、年末には近所のスーパーに3往復できるまでになったのです。


しかし3月以降の「直腸肛門痛」(陣痛並みの痛さと言われます。現在の主治医によると「仙骨周りの筋肉が凝り固まって、血流が悪くなること」で起こるそうです)の悪化で4,5,6月と悪夢のような時期を過ごし、入院を余儀なくされました。


入院すると悪くなって戻ってこれなくなる、といろいろな方に聞いていたのですが、入院中、確かに母はますます悪化していきました。


ベッドから起き上がることも介助なしではできなくなり、トイレに行くにも足が全く前に出ない母を見て、藁にもすがる思いで病院には内緒で「New フェルガード」を父や妹と交代で飲ませました。


そこから驚くくらい状況が良くなり、退院後10日ほどで名古屋のフォレストクリニックまで行けるようになったのです。


8月末からはコウノメソッド実践医のT先生にかかり、私が2週間ごとに状況を先生に報告する形で漢方薬への移行を進めています。


実は京都の我が家にはもっと前から来れなくなっていました。


ひっきりなしに感じる便通によって、高速を1時間以上かけてくる自信がなかったのです。


7月以降、精神的にも少し落ち着いた母は「みずきちゃんの家にも長いこと行ってないなあ。」「最後に食べたあそこのうどん屋さん、美味しかったなあ」などとちょくちょく話すようになりました。


「名古屋も行けたんやし、京都なんか近いもんよ。たまには気晴らしに来てみたら?もちろん送り迎えするし」


こと出かけることに関してはなんだかんだと理由をつけて断っていた母も、久しぶりに孫である私の2人の息子と柴犬「ハナ」に会えることと、荒れ放題の庭の手入れが魅力だったのでしょう。


何日も前からカレンダーに印をつけ、楽しみにしてくれていたようです。


心配していた車の渋滞も紅葉の季節には早いため影響なく、1時間ほどで到着。


息子たちも「おじいちゃんおばあちゃんは僕たちがわかるの?」「歩けるの?」と心配していましたが、意外と元気そうでほっとしたようです。


みんなでWii Fitを楽しんでいました。


わが家の近所に○天堂の社員さんがわりとたくさん住んでおられるのですが、以前「リハビリ用のソフトを作ったら売れると思うよ。」と話したことがあります。


Wii Fitはとてもよくできたソフトで、ちょっとした手だけの動きでも、自分が走っているような気持ちになれる画面が目の前に広がります。


手をパタパタさせれば、空を飛ぶことも・・・。ダンス風の踏み台昇降運動などもあります。


ただ、子どもから健康な大人向けですから、全体に要求される動きのレベルが高いです。


内容も高齢者向けのものを考え、達成感が得られたら、孫たちともゲーム談義ができたりして、いいと思うんだけどなあ・・・。


もちろん、外に出て自然の光や風に出会うのが一番でしょうけれど、うちの父のようにぼう~っと一日テレビを見ているだけになりがちな人やデイサービスなんかでも、ちょっとした休憩に使えないでしょうか?


まあ、とにかく、ワイワイ楽しく盛り上がっていました。


もともと土いじりが好きだった母は、庭の雑草を何本か抜いてくれていました。


夜は「おいしかったうどん屋さん」も考えたのですが、いきなり疲れが出ないよう、今回は私の手料理で・・・。


最近母はほとんど料理ができず、すべてヘルパーさんか妹に作ってもらっています。


私の料理もずいぶん大げさに「美味しい、美味しい。みずきちゃん、料理うまくなったなあ」とペロリとたいらげてくれました。


子どもはいくつになっても親に褒められると嬉しいものですね。


帰りも実家まで両親と妹たちを送って行きました。


「これからもちょくちょく来てよ」といいながらも、いつが「最後」になるかは誰にだってわかりません。


みんなで記念写真を撮りました。


こんな日がくるとは・・・両親の病の本当の姿とそこに向かう方法の道筋を教えてくださった河野先生、Newフェルガードを飲ませるときに親身になって相談にのってくださったヒロシ先生、自分の親のように私の両親の状態を気にかけて下さるコウノメソッド実践医のT先生、ブログを通して、事細かな情報を下さったkuririnさん、お母様の介護への強い思いを拝見し、自分の介護を見直すきっかけを下さったみやさんに感謝の気持ちでいっぱいです。


これからがきっと一番いろいろなことを経験することになるのだと思いますが、両親との日々を大切にし、一瞬一瞬少しでも楽しい時間が積み重なっていくよう、これからも頑張っていきたいと思います。






スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

こんばんは。
みずきさんのうれしさがブログから伝わってきました。
よかったです。

うちの母は、みずきさんのご両親のようにはもう出来なくなってしまいました。たくさん後悔して自分も責めたけどやっと今の母を見つめていける自分になってきました。母はたぶん何かを教えているんだと思います。
そう思えるようになってきました。

私もみずきさんが書いてくれるコメントですごく励まされてます。
これから何が起こるかなんて本当にわからないけど、今を大事にしていきましょう。

感激しました。

みずきさん

こんばんは。
記事を拝見し涙が溢れて参りました。

『今なら以前のお母様に近い状態になって頂ける可能性があるのではないか・・・』と、感じたままをお返事したのは今年の6月だったでしょうか。

ここまで来られるのが並のご努力ではなかったであろうことは、同じ道を歩いて来た私には手に取るようにわかります。

いえ・・・みずきさんは、私以上に大変だったとお察し致します。
けれどみずきさん・・・諦めなくて本当に良かったですね。

ご両親様との日々、まだまだ諦めることはないと思います。
私も当初は姑の状況の改善に喜びつつ、一方で、これがいつまで維持できるか…と思いながらもう5年になります。

私は今日、横浜で開催された河野先生の講演に参加させて頂きましたが、やはり「治すのは家族だ」と講演を締めくくっておられました。

観察と都度のコントロールができれば、大丈夫です!!
本来あるべき人生の時間を、ご両親様はその生命力のある限り「自分の人生」を生きて下さることでしょう。

色んな「波」が私達に押し寄せることでしょうが、一緒に波乗りをしながら、せいぜい踏ん張って参りましょう。

みずきさんご自身のご体調も十分ご留意くださいますように。
これからも応援しております。
kuririn

No title

みやさん

本当にありがとうございます。

入院中の母の状況を見ながら、暗く沈んでいたころ、みやさんのブログを拝見しました。

医師に素人の患者家族がものを言うなんて無理だ・・・でも、このままではどうなっていくのか・・・と思っていた時でしたから、みやさんの気持ちがものすごく自分と重なったのでした。

あきらめかけていた私に、みやさんが「今が大事な時」だと教えてくださったような気がしたのです。

それで、お医者さんにどんなふうに思われても、言うべきことは言おう。

病院で認めてもらえそうもないなら、自分たちでやろう、と思えたのです。

妹にもみやさんのブログを読んでもらいました。

二人で途方に暮れていたのが、「何かしなくては」と思わせてくださったのです。

みやさんのお母様は、私たち姉妹にも多くのことを教えてくださっているような気がします。

ですから、何か他人のように思えないのです。

勝手な思いを書きましたが、本当に今日、今が大切ですね。

我が家は今は父のほうが心配です。

ともにぼちぼち、頑張っていきましょう。

みやさんのお母様を思うお気持ちが、強く伝わって目が覚めるような思いになります。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

No title

kuririnさん、本当にありがとうございます。

hokehoke先生からご紹介いただき、初めてkuririnさんにメールを送らせていただき、お返事をいただいた時の感激をかみしめています。

kuririnさんのブログを一方的に拝見し、コメントする勇気も無かった私がいきなり出したメールにいただいた温かいお言葉。

何よりも『今なら以前のお母様に近い状態になって頂ける可能性があるのではないかと思います』というお言葉が、どれだけ勇気を下さったことでしょう。

当時は以前とは別人のようになってしまった母と、疲れ果てて症状が日に日に悪化する父を前に、絶望的になっていた時期でした。

「これ以上ひどくならないように」と思っていた私にいただいたこのお言葉に、「以前の母に近くなんて、そうなればこの上なく嬉しいけれど、そんなことってあり得るんだろうか」と少し驚きに近いような気持ちでkuririnさんのお言葉を拝見していました。

そして、これまで読めていなかったkuririnさんのブログの初めの方からと、hokehoke先生の記事をすべて拝読し、これまでのkuririnさんのご努力とお義母様への様々な思い、試行錯誤されてきた様々な生活の中での取り組みなどに圧倒されつつも、そのお言葉の意味が確かな裏づけからいただいていることに改めて納得し、気力が湧いてきたのです。

kuririnさんのブログによって、これから起こりえること、その時に気をつけなければならないことや、対処のヒント、気づきを本当にたくさんいただいております。

今のこの時が永遠ではなく、またいろいろな方のお力をいただいた上で成り立っている貴重な時間だと思い、これまでできなかった親孝行もしっかりしていきたいと思います。

本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。




sidetitleプロフィールsidetitle

みずき

Author:みずき
高3・高1の息子を持つ、ワーキングマザーです。
レビー小体型認知症と診断された離れて暮らす両親を妹とともに見守っています。
両親は現在実家の近くのグループホームで暮らしています。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleおこしいただいた方sidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle
sidetitleブロとも申請フォームsidetitle

この人とブロともになる

sidetitleQRコードsidetitle
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。